舞茸栽培農家になるために必要な設備とは

2023/08/08

きのこ栽培システム

舞茸は「見つけると舞い踊りたくなるほど嬉しい」「思わず舞い踊りたくなるぐらいの香りと味がする」などがその語源といわれており、天然物の舞茸は希少価値の高い、特別なきのこです。人工栽培が普及したことで、かつては特別なきのこであった舞茸もスーパーで手軽に買えるきのこのひとつとなりました。
きのこ栽培で新規就農を考える方に向けて、舞茸栽培の工程と必要な設備について解説します。

舞茸の生産量

人工栽培される舞茸は1980年代に新潟県の㈱雪国まいたけが大規模生産を始めたことで一気に増加しました。食用きのこの生産量に占める舞茸の割合は10%程度(※1)ですが、2017年からの5年間では最も高い増加率を示しています。
(※1)農林水産省特用林産物生産統計[2021年]

舞茸の栽培工程


舞茸の栽培方法は原木栽培と菌床栽培の2種類があり、生産量の9割以上が菌床栽培によるものです。それぞれの栽培工程は以下のような流れとなります。

【原木栽培】
原木の殺菌 → 放冷 → 植菌 → 培養 → 埋め込み → 発生 → 収穫

【菌床栽培】
培地の仕込み → 培地の殺菌 → 放冷 → 植菌 → 培養 → 発生 → 収穫

舞茸栽培の工程において、殺菌から放冷、植菌に至るまでは雑菌の侵入のない清潔な空間で行う必要があります。また、原基(舞茸の芽)が形成されるための培養の期間と子実体を成長させる発生の期間は温度管理が必要です。 特に舞茸は雑菌に弱く栽培が難しいため、発生までの段階は取り扱いに注意する必要があります。培地づくりの段階から雑菌が侵入しない環境と温度・湿度管理を適切に行うことが重要なポイントとなります。

舞茸栽培に必要な設備

今回は生産量の多くを占める菌床栽培で必要な設備をご紹介します。菌床栽培を行う場合、菌床を購入し栽培する方法と自社で菌床を作成する場合があり、必要な機械・設備は以下のようなものがあります。



菌床を購入する場合

菌床を購入する場合は、舞茸を発生させるための施設と収穫した舞茸を梱包するための機器が必要です。
発生:菌床を置く棚部材、クーラー、超音波加湿器、温度調節器、湿度調節器、循環・排気用ファン
梱包:包装機





菌床を自社で作る場合

菌床を自社で作る場合は購入する場合の機械・設備とあわせて、培地の仕込みから殺菌・放冷、植菌、培養を行うために以下を導入する必要があります。
仕込み:撹拌機(ミキサー)、コンベア、瓶・袋資材、袋詰機
殺菌・放冷:殺菌釜、殺菌釜ボイラ、冷凍機、冷蔵庫、放冷室フィルタユニット
植菌:接種機
培養:発生時に必要な設備と同様






以上、今回の記事では舞茸栽培農家になるにあたって必要な設備をご紹介しました。
㈱ニッポーでは1980年代から舞茸栽培に必要な設備機器を扱っており、当時、西日本では珍しかった舞茸を島根県奥出雲町の特産品にするプロジェクトをサポートしました。これからきのこ栽培を始められる方に向けて、最適な栽培システムのご提案から栽培のアドバイスまでトータルでサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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