きのこ栽培が新規事業に選ばれる3つの理由

2023/05/31

きのこ栽培システム

近年、低コスト、小規模でスタートできて、安定収入が見込める「きのこ栽培」が、新規事業として注目されています。そこで今回は、新規事業としてきのこ栽培を始める際のポイントについてご紹介いたします。

きのこ栽培の基本


きのこの人工栽培には、原木栽培と菌床栽培があります。古くから行われてきた原木栽培は、原木に穴あけて種菌を打ち込み、林の中など自然環境においてきのこを発生させる方法です。収穫までの期間が長く重労働のため、現在は菌床栽培が主流となっています。
菌床栽培は、オガクズに栄養源を混ぜたものを栽培袋や栽培容器に入れ、そこに種菌を接種して、空調設備などを備えた施設内できのこを栽培する方法で、短い日数で収穫が可能です。



きのこ栽培が新規事業に選ばれる3つの理由

個人や企業が、農業分野に新規参入する際には、初期投資や技術の習得など、さまざま課題があります。そこで注目されているのがきのこ栽培です。

1.初期投資を抑えて手軽にスタートできる

きのこの菌床栽培は、現在あるビニールハウスや倉庫、プレハブ、コンテナなどを活用して栽培が可能です。初期投資を抑えて小規模からスタートできるので、起業や副業としておすすめです。


2.よく収益があり儲かる

きのこの菌床栽培は、栽培技術が確立されているため、初心者でも短期間の研修でスタートすることができます。また、椎茸であれば、1週間ほどで収穫できるので(120日ほどの培養後)、早期の収益化が可能です。通年で収穫できるので、小規模な施設でも効率よく収益をあげることができます。


3.高齢者や障害者も働きやすい

きのこ栽培は、収穫や出荷などが軽作業で、空調管理など自動化された施設内での仕事のため、女性や高齢者、障害のある人も働くことが可能です。そのため無理なく栽培を続けることができます。



新規事業としてきのこ栽培を始める際のポイント

新規事業としてきのこ栽培を始める際のポイントを紹介します。

栽培するきのこの種類

施設での菌床栽培では、シイタケやキクラゲ、ヒラタケ、エリンギなどが栽培できますが、販売しやすい種類のきのこを選ぶのと、販路の確保がポイントです。


空調コストの変動に注意

きのこの人工栽培では空調が必須です。電力の自由化によって、電力会社を選べるようになりましたが、市場連動型の電気料金の場合には注意が必要です。また、寒冷地で栽培するケースでは、冬場の暖房コストが非常にかかります。




低コスト、小規模でできることから手軽に始められるきのこ栽培。通年で収穫できるため安定した収益も見込めます。新規事業にきのこ栽培を検討してみてはいかがでしょうか。




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