ハードウェアとソフトウェアの違いとは?仕組みや特徴をわかりやすく解説

2023/04/17

ODM基板開発

ハードウェアやソフトウェアという言葉はエンジニアに限らず、パソコンやスマートフォンをお使いの皆さんにとっても、耳にする機会が多いかと思います。
本記事では、ハードウェア/ソフトウェアとはどのようなものかを分かりやすくご紹介していきます。

ハードウェアとソフトウェアの特徴とは


まず初めに、ハードウェアとソフトウェアの違いを見てみましょう。


ハードウェアとは

パソコン本体やディスプレイなど実体を持ち、目に見える『物理的な筐体』のことを指します。キーボードやマウス、モニター、ハードディスク、プリンタ、スマートフォンの本体などはすべてハードウェアに分類されます。
人間の体に例えると、腕や足などの『動作を行うもの』に例えることができます。



ソフトウェアとは

ハードウェアを動作させる手順や内容を、『コンピューターを動かすために命令、コンピュータが理解できる言葉(プログラミング言語)で記述されたもの』のことを指します。パソコンやスマートフォンを動かすためのOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションがソフトウェアに分類されます。
ソフトウェアは物理的に見えるものではなく、人間の体に例えると、『脳からの指令』に例えることができます。


では、人間の「ボールを投げること」動作を例にして、ハードウェアとソフトウェアの関係性を考えてみましょう。
「腕(ハードウェア)」へ「脳からの指令(ソフトウェア)」により命令が出され、その命令に伴って意図する動作(ボールを投げる)が行われます。

なお、ここまでの話でお分かりのように、ハードウェアとソフトウェアは単独で動作をすることはできず、腕や足へ脳からの指令が無いと、ボールを投げたり蹴ったりすることができないのと同じように、ハードウェアへソフトウェアからの指令が伝わらなければ、パソコンやスマートフォンは動作することができません。

ハードウェアの具体例

では、ハードウェアの具体的な例を挙げて、どの様なものかを説明をしていきます。
大きく分類して、以下4種類の装置に分類されます。



●入力装置

コンピュータへ情報を入力するものです。 キーボードやマウス、タッチパネルモニターなどがこれにあたります。



●記憶装置

データやプログラムなどを保持するためのものです。フラッシュメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)などが含まれます。



●制御装置/演算装置

制御装置からプログラムに従って命令、計算、判定をするものです。CPU、GPUなどがこれにあたります。



●出力装置

計算や処理の結果を外部に出力するものです。モニター、プリンタがあります。


コンピュータの処理は、
① 入力装置から情報が入力される。
② 入力されたた情報を記憶装置に保管する。
③ 演算装置にて演算を行う。
④ 出力装置に出力する。
といった流れで行われます。



ソフトウェアの具体例


次にソフトウェアの具体的な例を挙げて、どういったものなのか説明をしていきます。



●OS(オペレーティングシステム)

コンピュータのオペレーション(操作・運用・運転)を総合的に司るもので、パソコンだとWindowsやMac、スマートフォンだとiOSやAndroidなどがあたります。

オペレーティングシステムはユーザーやアプリケーションソフトとハードウェアの中間に位置し、ユーザーやプログラムに対して標準的なインタフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどに対して効率的な管理を行います。



●アプリケーションソフト

文書を作成するものや表で計算をするもの、イラストを作成するものや写真を加工するものなど、ある目的を実現するための機能です。



ハードウェアとソフトウェアについて、少しお分かりいただけたでしょうか。商品の開発や設計を行う際、キーワードを知っておくとコミュニケーションをとるうえでも役立ちます。
弊社では、60年以上にわたる基板開発のノウハウを生かし、様々な分野での商品開発を承っております。詳しく聞いてみたい方はお気軽にお問い合わせください。



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