炭酸ガスコントローラ「CO₂ NAVI」ができるまで【 開発者 : 藤江 】

2021/02/15

開発秘話

「施設園芸用」炭酸ガスコントローラ開発のきっかけ

当社は以前より「きのこ栽培向け」に炭酸ガスコントローラの販売をしていました。
ある時、高知県のスイカ農家さんから良い炭酸ガスコントローラがないかと問い合わせをいただき、「施設園芸でも要望があるのでは?」と考え、スイカ生産者さんを訪問しました。話を聞いてみると、施設園芸ではCO₂(二酸化炭素)が収量へ大きな影響を与えることがわかり、「施設園芸向け」に炭酸ガスコントローラを開発することになりました。
施設園芸向けの商品開発を本格化させるきっかけになる出来事でした。 そこから1年半後、炭酸ガスコントローラCO₂NAVIが完成しました。

「誰でも簡単に操作ができる」がコンセプト!

開発の中で苦労したのは、心臓部となるCO₂センサづくりから協力会社と共に行ったことです。
社内評価から現場での評価は1年を超えました。中でも、CO₂センサのさまざまな誤差を少なくすることに大変苦労しました。
最終的には誤差をCO₂センサ以外でも改善出来るように大気基準での自動校正機能も実装されています。
導入した生産者さんからも「正確な測定ができる!」と喜んでいただき、苦労して実装してよかったと思っています。

CO₂NAVI

濃度設定は、あえて「高」「低」で表現し、動作がON/OFFすることで、CO₂濃度を直感的に分かりやすくしました。“誰でも簡単に操作ができる”をコンセプトにしています

農家さんのよろこびの声が開発者の大きな励みに!

開発当時、私はCO₂施用で収量アップすることを知らなかったので、たくさんの方に使っていただき、収量がアップする経験をしてもらえると嬉しいという思いで開発をしていました。
最初に試験をしていただいた農家さんへ、完成したCO₂NAVIを持っていった時に、「使いやすくなった!」と言っていただけたときはうれしかったですね。
また、自動校正機能で簡単に校正出来ることも良いといっていただけています。
中には収量が上がりすぎて、休みがなくなった等のお声を頂くこともあり、大変励みになっています。
未だCO₂施用をされていない方はぜひ使ってもらいたい商品です。
農業は他の分野に比べてロボット技術やIOTやICT等の最新のテクノロジーの普及が進んでないと感じています。
将来的は、寝ながらパソコンを動かすだけで、農作物がどんどん出来てくるようなシステムをつくる事が目標です。
日々、お客様の要望を取り入れて改善を行っていますので、現在導入されている方や導入を検討されている方は、ぜひ相談ください。

CO₂NAVI
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開発者藤江

開発者プロフィール

藤江

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