センサーの精度が高いので満足いく環境管理ができます!

千葉県 マッシュルーム生産者 渡辺さん

導入時期:2020年7月頃 設置台数:CO₂NAVI(換気式)6台

千葉県 マッシュルーム生産者 渡辺さん

導入時期:2020年7月頃 設置台数:CO₂NAVI(換気式)6台


千葉県旭市は昔からマッシュルーム栽培の産地だったこともあり、30年以上この土地でマッシュルームを栽培しています。両親や地元の人たちの支えがあったからこそ、続けることができました。
現在は11棟のハウスでホワイトマッシュルームをメインに栽培しています。1週間ごとにローテーションをさせて、常に4部屋は“きのこを収穫できる状態”にしています。1週間に1回作業ができ、安定した収量が確保できるため、“栽培体系的には一番管理がしやすい規模”です。

導入設備を教えてください。

温度調節器、湿度調節器「HCシリーズ」、CO₂コントローラ「CO₂NAVI」、加湿器を導入しています。加湿器は冬場しか使わないため、必須の設備ではなく、導入していない農家もいます。しかし、除湿は重要なため湿度コントローラ(または除湿コントローラ)は必須です。
ニッポーの湿度調節器「HCシリーズ」は加湿と除湿の切り替えができるため、一台二役で重宝しています。乾湿球センサーがいいですね、精度が高いので満足いく制御ができます。

CO₂はどのように管理していますか?

CO₂濃度が高くなるとマッシュルームのカサが開きやすくなったり、収量が減ってしまいます。そのため、ニッポーのCO₂コントローラ「CO₂NAVI」を使って、CO₂濃度が高くなったら換気をして濃度を下げるようにしています。きのこの発生期間は2,000ppm以上にならないように、500~2000ppmの間で管理をします。

「CO₂NAVI」を導入した感想を教えてください。

今まではタイマーを使って、自分の感覚(経験値)で管理をしていました。しかし、勘ではなく数値化しようと思い、正確に濃度が管理できると聞いて「CO₂NAVI」を導入しました。
実は、数値で管理したいと思ったのは10年以上前。外気を入れた時間をカウントしてみたのですが、機器のセンサー精度が悪く上手くいきませんでした。当時は正確に測定できる機器がなかったのです。その点「CO₂NAVI」はセンサーが正確で、重宝しています。

栽培で難しいことはなんですか?

マッシュルーム栽培において、堆肥作りの次に重要なのが栽培環境の管理です。堆肥に栄養がたくさん含まれていても、温度や湿度、CO₂などの栽培環境をきちんと管理しないと、病気が発生したり、マッシュルームが奇形になることがあります。
また、マッシュルームは収量を増やそうとすると、実が小さくなってしまい、大きいものを作ろうとすると収量が減る。バランスの取れたきのこを収穫するためにも環境管理が重要です。長年の経験も大事なのですが、精度の高いセンサーを使い正しい環境管理を行うことが重要と考えます。

渡辺マッシュルーム様のこだわりを教えてください。

口に入れるものなので、なるべく農薬を使わずに栽培して、安心安全を心掛けています。

設置現場

設置現場

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